VSO(ブイエスオー)とは?音声検索に最適化された新しいSEO手法とは?

VSOとは「音声検索最適化」のことであり「Voice Search Optimization」の略称です。
これまでの主流は、キーワードを入力する「テキスト検索」でした。Googleの調査によると、世界全体を対象に音声検索が全体の20%を占めているという事実が判明しています。

多くは、iPhoneのSiriや、近年ではAndroidにもGoogle音声入力が搭載され、音声検索対応デバイスの開発が進み、音声入力アプリは増え、さらにIoTが普及すると音声検索のニーズも加速するでしょう。そして、「今日の東京の天気は?」「杉並区のカフェは?」などと質問形式の検索が多くなり、SEO対策では対応しきれず生まれたのが「VSO(音声検索最適化)対策」です。

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なぜ音声検索が普及するの?

キーボードを打つよりも早いから

要するに、時短です。

ハンズフリーでできるから

車を運転しながら、別の作業をしながら、検索できるのは便利ですよね。パスコンやスマホ、更にタブレット端末を触る機会が増え「目の疲れ」が深刻な近代社会。そんな問題を解決してしまうのも大きなメリットです。

音声入力が使われるのは、~ながら なとき

音声検索が使われるのは「パーソナルな日常」日本では人前で音声入力のためにデバイスに話しかけるのは恥ずかしいという人が多く、家の中や、車内などの個人空間で利用されると考えられます。
参考:日本人の7割が「人前で音声検索、恥ずかしい」

例えば、家で料理をしているときを想像してください。
メインディッシュを作りながらもう一品のレシピを知りたい場面、料理には時間をかけたくないし、料理中は手が水で濡れている場合がほとんど。いったん料理を止めて、スマホやパソコンで調べるのは面倒です。

そんな時、音声デバイスを利用できれば、手を止めずにレシピを検索することも。

また、車を運転中、ガソリンが少ないときを想像してください。
ハンドルを握りながらカーナビやスマホの操作をするのは危険です。一旦停止したくても、すぐに止められない場合があることも、音声検索なら、ハンドルを握りながら、近場のガソリンスタンドを調べることが出来ます。

次に聞きたい曲をリクエスト、なんて場面もありそうです。

VSO対策どうすればいい?

会話となる長文を考慮する

音声検索は「話し言葉」が、検索ワードとして使われるため、対策キーワードを考えるとき、口語調で少し長めに設定すると良いです。「○○は?」「○○を教えて」など、語りかける検索になるでしょう。

身近なコンテンツを増やしていく

音声検索が使われるのは身近な日常生活の場面。行き先などの「場所」について知ろうとする傾向があります。「行き先(場所) 業種」のようなローカルな検索で上位を狙う施策は「ローカルSEO対策」とも呼ばれます。

Q&Aを設置する

話し言葉にあわせた、Q&Aの設置がおすすめ。
5W1Hの質問に対する簡単な回答があればよいかもしれません。

5W1Hとは

Who(だれが)When(いつ)Where(どこで)What(なにを)Why(なぜ)How(どのように)を指す言葉。5W1Hを意識し構成することで、伝えたい情報の主旨が明確になり、過不足なく伝えられます。

(例)5W1H
・when「いつ」…… 4月1日午前13時
・who「誰」…… 友達
・where「どこ」…… 渋谷
・what「何を」…… 服を買う
・why「何故」…… 春服がない
・how「どのように」…… 電車で

レスポンシブ対策をする

ユーザーは音声検索をスマホやIPadなどのタブレットでの使用頻度が高くなっています。
そのため、Webサイトもスマホ向けにデザインを見やすくする必要があります。

ページの読み込み速度を上げる

スマホやIPad向けにレスポンシブ対応することと近しいことです。
VSO対策を行う場合は使用デバイスのことを考え、ページの表示速度を高速化するようにしましょう。

PageSpeed Insights でのモバイル分析

PageSpeed Insights は、ページを分析して、表示速度計測の計測ツールとして使用できます。

セキュリティ対策

SSL化はURLの「http」「https」にして通信の安全性を高めることで、入力された情報を盗まれないための技術です。今やSSL化(暗号通信)は必須となっています。HTTPSは通信を安全に行うためのプロトコルのことですが、これによりサイトを強固にすることでGoogleの評価も上がるのです。

音声検索代表ツール

GoogleAssistant

「OK Google」でおなじみ。GoogleがリリースしているAIアシスタントサービスです。Googleアシスタントは日々できることが増えています。使い続けるほど音声データを学習するので、さらに賢く進化してくれます。

Alexa

Alexaは、アマゾンが開発した、クラウドベースの人工知能(AI)音声認識サービスです。
Alexaの特徴は、スポーツの試合結果や天気情報、株式・為替動向などはもちろん、「Kindle」で購入した書籍の読み上げや、「Amazon Music」からの音楽再生、さらにAmazon.comで再注文を頼むことも可能なことです。

Siri

Siriはスマホやスマートスピーカーなどに搭載されているアップル製のサービスです。
Siriの特徴はユーザーが入力した言葉に応じてサイト検索を行ってくれる点にあります。

この用語集は、AIエンジンを使用して作成され、編集スタッフによってレビュー、事実確認、編集されました。
杉本 大貴
CEO(代表取締役)/ Mark-up , Front-end engineer
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1992年生まれ。SOUNE INC 創設。システム開発会社でコーディングやWordPressのカスタマイズを学び、2018年フリーランスに。これまで200サイト以上の制作実績。日々専門知識を深め、絶え間ない進歩を続けます。

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