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NISAとiDeCo それぞれのメリット・デメリットとは?分かりやすく解説!

NISAとiDeCo それぞれのメリット・デメリットとは?分かりやすく解説! 公開日:2021/10/01
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資産運用の種類は?

  • 色々ありすぎて違いが分からない!
  • 何から始めたらいいか分からない!
  • 結局どれが私に合ってるの?

資産運用を始めてみたいと思っても、最初の一歩はなかなか踏み出せないものです。
資産運用をするうえで、一番気になるのはコスト面です。

日本で株式投資する場合、生み出す利益(配当金、譲渡金(売却益))に、20.315%の税金がかかります。

税金を抑えるための主な税優遇制度は「NISA」「積立NISA」「ジュニアNISA」「iDeCo」の4種類があります。
それぞれの特徴や違いについて説明します。

NISA(ニーサ)とは?

少額投資非課税制度のことで、資産運用での運用益が非課税になる制度です。
20歳以上なら、誰でも利用できます。
主な商品は国内株式株式投資信託(ETF)不動産投資信託(REIT)です。

2023年12月末まで購入できます。上限金額は、年間120万円5年間非課税となって、累計600万円です。

NISAのメリット

引き出しはいつでも自由です。

NISAのデメリット

1人1口座しか開設できなく、開設する金融機関は1年単位で変更可能です。
積立NISAと併用できません。運用益が5年間非課税しかありません。

NISAにおすすめな人の特徴は、ある程度の投資知識がある人、大きな金額を一括で投資したい人です。投資に積極的なら、NISA向きです。

積立(つみたて)NISAとは?

2018年1月からスタートした投資非課税制度です。
NISAと同じ、20歳以上なら利用できます。
主な商品は株式投資信託(ETF)法令などの要件を満たす商品のみです。

2037年12月末まで購入できます。上限金額は、年間40万円20年間非課税となって、累計800万円です。

積立NISAのメリット

引き出しはいつでも自由です。
運用益が20年間非課税ですが、一般のNISAより15年延びました。

積立NISAのデメリット

NISAと同じ、1人1口座しか開設できなく、開設する金融機関は1年単位で変更可能です。
NISAと併用できません。定期的・継続的な積み立てしかできません。

積立(つみたて)NISAにおすすめな人の特徴は、投資が初めての人、投資に回せる金額が多くない人、60歳までに必要な資産を準備したい人です。5~10年後に資金を使う予定の場合、積立NISA向きです。

ジュニアNISAとは?

2016年1月からスタートした、未成年(0~19歳)向けの少額投資非課税制度です。
主な商品は国内株式投資信託です。運用管理者は、口座開設者本人の二親等以内の親族(両親・祖父母等)です。

2023年12月末まで購入できます。上限金額は、年間80万円5年間非課税となって、累計400万円です。

ジュニアNISAのメリット

NISAと併用できます。家族が一般のNISAを利用する場合は、一世帯に非課税投資枠が増えます。

ジュニアNISAのデメリット

18歳まで受け取れません。1人1口座しか開設できなく、口座廃止手続きしなければ金融機関が変更不可です。

ジュニアNISAは、親権者が子供に贈与した資金で運用することを想定しており、教育資金の形成が目的です。

iDeCo(イデコ)とは?

個人型確定拠出年金であり、年数回投資して自分で老後年金を作る制度です。
20歳以上60歳未満なら、利用できます。
主な商品は投資信託保険商品定期預金などの幅広いタイプです。

原則的に60歳まで購入できます。上限金額は、年間14.4〜81.6万円です。
年1~12回購入できます。

※2020年の法改正によって、iDeCoは65歳まで利用でき、受け取り開始年齢は75歳まで延長可能になりました。

iDeCoのメリット

運用益が非課税長期運用ができますし、NISAと併用できます。
運用益が非課税拠出額を全額所得控除できるから、所得税と住民税を節税できます。
また、受取時に退職所得控除、 公的年金等控除も使えます。

iDeCoのデメリット

60歳まで受け取れません。

iDeCoの金融機関を選ぶポイント

iDeCoの口座は、1人につき1つの金融機関に1口座です。
選び方のポイントは、口座管理手数料、金融商品のラインナップ、サポートの充実さで比較するとよいでしょう。

iDeCoにおすすめな人の特徴は、個人事業主やフリーランスである人、老後を最低資金を準備したい人、お金に少し余裕のある人です。定年後に資金を使う予定の場合、iDeCo向きです。

NISAとiDeCoの共通点は?

どちらも運用益を非課税とし、資産形成を始めやすく、どちらも国が作った制度であることです。
運用益が非課税となるということは、20.315%が非課税となることで、メリットは大きいでしょう。

iDeCo・NISA・積立NISAは併用できる?

NISA(積立NISA)と、iDeCoの併用は可能です。
NISAと積立NISAの併用はできない。
併用する場合「NISAとiDeCo」、または「積立NISAとiDeCo」の組み合わせになります。

まとめ

投資初心者として、短期的な相場の動きを気にしたくない場合、低コストの投資信託を運用している積立(つみたて)NISA
年間40万円以上、積極的に投資したい場合、年何回でも自由に投資できる、一般のNISA
長期運用の場合、老後年金としてiDeCo(※ただし、60歳まで引き出せず、受け取ることはできません)

NISAと積立NISA、どちらかを選んで、iDeCoと分散運用する場合もあります。

投資信託でどのような口座を開設するか迷っている方は、参考にしてみてください。

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