Shopify(ショッピファイ)には、基本的なプランがベーシック・スタンダード・プレミアムの3つ、特殊なプランがShopify Lite・Shopify Plusの2つ用意されています。
本記事ではそれぞれの料金プランにどのような違いがあるのか、齟齬なく認識することを目的とします。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
---|---|---|---|---|---|
料金 / 月額 | 約1,000円 (9ドル) | 約3,300円 (29ドル) | 約9,100円 (79ドル) | 約34,400円 (299ドル) | 約230,500円 (2,000ドル) |
クレジットカード手数料 (日本) | 3.40% | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% |
クレジットカード手数料 (海外/Amex) | 3.90% | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
取引手数料 ※Shopifyペイメント使用時 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
取引手数料 ※Shopifyペイメント未使用時に発生 | 2.00% | 2.00% | 1.00% | 0.50% | 0.15% |
スタッフアカウント数 | 1 | 2 | 5 | 15 | 無制限 |
在庫ロケーション | 最大3 | 最大4 | 最大5 | 最大8 | 最大20 |
外部サービスの計算済み配送料 | – | – | – | 使用可 | 使用可 |
Shopifyの料金プランは、基本的に月ごとのサブスクリプション契約になります。
1年契約で10%の割引、2年契約で20%の割引(2022年2月時点)を受けられます。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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料金 / 月額 | 約1,000円 (9ドル) | 約3,300円 (29ドル) | 約9,100円 (79ドル) | 約34,400円 (299ドル) | 約230,500円 (2,000ドル) |
クレジットカードには手数料というものがあります。
ここでのクレジットカード手数料とは、お店がカード会社に支払う「加盟店手数料」というものです。
Shopifyでは、上位プランほど、クレジットカード手数料が安くなり、販売件数が多いほどお得な料金設定になっています。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
---|---|---|---|---|---|
クレジットカード手数料 (日本) | 3.40% | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% |
クレジットカード手数料 (海外/Amex) | 3.90% | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
売上が多く見込める場合、上位プランがおすすめ。
取引手数料とは、取引時(決済時)に発生する手数料です。
※Shopifyペイメントを使用すれば、取引手数料は無料になります。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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取引手数料 ※Shopifyペイメント使用時 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
取引手数料 ※Shopifyペイメント未使用時に発生 | 2.00% | 2.00% | 1.00% | 0.50% | 0.15% |
Shopifyペイメントは、Shopifyが提供する決済サービスで、Apple Pay・Google Pay・クレジットカード(Visa、MasterCard、JCB、American Express)に対応しており、取引手数料が無料なのでおすすめ。
スタッフアカウント数とは、ストアの管理画面を操作できる人数のことです。
上位プランになるほど、管理画面にアクセスできるスタッフアカウントの数が増えます。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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スタッフアカウント数 | 1 | 2 | 5 | 15 | 無制限 |
Shopifyの料金プランは、基本的に月ごとのサブスクリプション契約になります。
Shopifyを複数人で運営していく場合、規模に合わせて上位プランを検討するとよいでしょう。
Shopifyでは、在庫を保管・商品を発送する場所のことを「ロケーション」と呼んでいます。
上位プランになるほど設定できる最大数が増えます。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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在庫ロケーション | 最大3 | 最大4 | 最大5 | 最大8 | 最大20 |
また、ロケーションごとに在庫数を管理できます。
プレミアムプラン、Shopify Plusで使用できる機能です。
外部の配送業者(DHL Express、FedEx、USPSなど)のアカウントを持っていて、配送料のディスカウントを受けている場合、Shopifyのアカウントと配送業者のアカウントを連携することで、ディスカウントされた配送料をECサイト上に表示できます。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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外部サービスの計算済み配送料 | – | – | – | 使用可 | 使用可 |
上位プランになるほど、より詳細なレポート機能が使用できるようになります。
途中でプランをアップグレードした場合、アップグレードする前のデータも遡って使用できます。
Shopify Lite | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus | |
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ダッシュボード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
財務レポート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
製品分析 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ライブビュー | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
集客レポート | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
在庫レポート | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
行動レポート | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マーケティングレポート | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
注文レポート | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
売上レポート | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
POS売上レポート | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
利益レポート | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
顧客レポート | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタムレポート | – | – | – | 〇 | 〇 |
売上や注文数などを一目で確認でき、期間を指定して、過去のデータを確認できます。
Shopify Lite、ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
売上・税金・販売したギフトカードによる負債など、財務状況を確認できます。
Shopify Lite、ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
商品の管理画面で、商品ごとの売上・販売数を確認できます。
Shopify Lite、ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
リアルタイムに何人のユーザーがサイトに訪問しているかを確認でき、地球儀・世界地図上に、ユーザーがどこから訪問しているか表示されます。
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
ECサイトへのアクセス数を確認できます。
また、時間帯別、国別、どこから(URL直接入力、検索など)アクセスしたかを解析できます。
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
期間を指定して、在庫数や販売率などを確認できます。
スタンダードプラン以上では、ABC分析など閲覧できるレポートが増え、より詳細な解析ができます。
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
コンバージョン率、ユーザーがどのデバイスからアクセスしているか、
一緒にカートに入れられた商品など、ユーザー行動に関するアクセス解析ができます。
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
購入したユーザーがどこから(広告メールのリンク、検索など)アクセスしてきたか、広告によって売上に繋がったかなどの解析ができ、広告によるアクセス数を解析できます。
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
注文数・返品数や、注文を受けてからユーザーのもとに商品が到着するまでにかかった時間を解析できます。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
期間別・商品別・通貨別などで、売上を細かく解析できます。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
Shopify POSを使用している場合、POSでの売上を期間別・商品別・担当したスタッフ別などで解析できます。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
商品毎にかかる費用を設定しておくことで、商品毎の利益を解析できます。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
時間帯によるユーザー数の変化や、リピーターになっているユーザーなどを解析できます。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
他のレポートの表示項目や絞り込みをカスタマイズし、必要な情報を解析できます。
プレミアム、Shopify Plusで使用できます。
全てのプランで、全世界での通貨や複数言語に対応しています。
スタンダード、プレミアム、Shopify Plusでは、さらに「海外ドメイン」「国際価格」機能が使えます。
ECサイトのURLを、国ごとに用意することができます。
国ごとにローカライズしたサイトを用意できるので、海外ユーザーに商品購入してもらいやすくなります。
独自ドメイン、またはサブドメインの発行が可能です。
参照:海外ドメイン(Shopify 公式) , Shopifyにドメインを追加する(Shopify 公式)
国ごとに、すべての商品の価格を割合で変更できます。
Shopifyは多種多様な通貨に対応していますが、例えば、為替レートの変動を加味して価格を上乗せできます。
前述の国際価格は、すべての商品の価格が一律で変更されますが、特定商品のみ価格を変更できます。
プレミアム、Shopify Plus で使用できます。
ここまで、プランによって違う点をご紹介してきましたが、
ベーシック、スタンダード、プレミアム、Shopify Plus 共通でできることをご紹介します。
※Shopify Liteは特殊なプランなので、後途でご説明します。
Shopifyのサーバー上に、ECサイトを作成できます。
ブログ機能など、プランによる機能の違いはありません。
どのプランでも、商品を登録できる数は無制限です。
商品のほかに、デジタルデータやサービスを登録することもできます。
ECサイト上でつかえるクーポンコードを発行できます。
割引率・割引額、使用できる期間、最低金額などを設定できます。
ECサイト上でつかえるギフトカードを販売できます。
ギフトカードは、有償での販売のほか、無料で発行することもできます。
Shopify公式から、将来的に下位のプランでは使えなくなる可能性について示唆されており、注意が必要です。
過去、ベーシックプランでは使えない機能でした。
参照:ギフトカードの販売(Shopify 公式)
カートに商品を入れたまま、注文せず離脱してしまったお客さんに向けて、メール通知することができます。
Shopify Liteは、自分のサイトなどに購入ボタンを設置することができる特殊なプランです。
他のプランとの違いは下記になります。
ECサイトが不要な場合は、Shopify Liteはおすすめ。
ちなみに、購入ボタンの設置は他のプランでも可能です。
ShopifyPlus専用のアプリが用意されていたり、チェックアウト画面のソースコードが変更できるなど、他のプランでは行えないカスタマイズが可能です。オンラインストアを複数作ることもできます。
サポートに問い合わせることで、各種設定の上限数を変更することもできます。
内容によって、追加料金が発生する場合があります。
プランによる違いは、大きなものから小さなものまでたくさんあります。
迷ってしまうかもしれませんが、途中でプランのアップグレードもできるので、ご自身のビジネスと照らし合わせ、無理のないプランから始めるのがおすすめです。